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開会挨拶・研修会趣旨説明 9:25〜9:30 東京:斉藤副会長 大阪:北川副会長
1.学科 9:30〜10:20
マナーとクレーム及び労働安全衛生
東京 山口講師
大阪 西村講師
2.学科 10:30〜11:30
●家庭内の部位別洗剤選定と注意点(プロジェクター使用)
東京 大城講師
大阪 池田講師
学科 11:30〜11:50
●最新・ハウスクリーニング用洗剤の紹介
東京 大久保講師
大阪 大和講師
3.学科・実演・実技 12:40〜16:00
エアコン(壁掛け式)クリーニング(プロジェクター使用)
東京 内山、中原講師
大阪 岩永、鹿嶋講師
4.学科 16:10〜16:30 法令に基づく洗浄廃液処理法
東京 内山講師
大阪 鹿嶋講師
5.質疑応答 講師、教務委員
6.修了証授与(閉会の辞) 東京:斉藤副会長 大阪:池田教務委員長
研修内容の再構築を教務委員会で検討し、基礎知識の習得も大切ではあるが、科学技術の発展、地球環境の保護、衛生環境に対する意識の向上を考えると一歩進めたハウスクリーニングへの意識拡大を目指すことが重要であり、協会活動の主目的であるハウスクリーニングの広範囲にわたる知識領域を周知、提供することを主眼とした結果、平成20年度より「ハウスクリーニング技術研修会」と改名した。
ハウスクリーニングに関する技術者を養成するための「第1回ハウスクリーニング技術研修会」は、本年6月3日、東京・文京区の白王ビル2階ホールで受講者26名を集めて開催され、翌週11日には、「第2回ハウスクリーニング技術研修会」が大阪市西区・大阪科学技術センターで受講者15名を集めて開催され、全国から41名の参加者を集め、ハウスクリーニングの専門・特殊技術を学んだ。
研修会は、東京会場、大阪会場とも同様のスケジュールで実施され、東京会場は斉藤副会長、教務委員、専門講師により、また、大阪会場は今年度新たに副会長に選出された北川卓副会長をはじめ、池田教務委員長、教務委員、専門講師を中心に次の内容で実施された。
1時限目の「マナーとクレーム及び労働安全衛生」では、服装・身なりに始まり、ハウスクリーニングにおいてはマナーがいかに重要であるかの講義がなされ、お客様の目線に立っての作業がリピーターとなり、業務拡大の道を開くことにつながる。そして、マナー違反が引き起こしたクレーム事例を引用し、家庭を訪れての作業に不可欠なものがマナーであると語った。また、労働安全衛生にも触れ、進め方と教育・作業改善の方法として「5W1H」手法を用い、「何故、何、どこ、いつ、誰が、どんな方法で」と作業内容を分解し、再度構築し直すことが近道である。次いで、緊急時の措置や労働災害の発生過程を解説し、「ひやり、はっと」が330回あると、1度は重大事故となる。「ハインリッヒの法則」1:29:300の比率で起こる重大事故を防ぐには、ごく日常の整理整頓が基本との講義が行われた。
2時限目には「家庭内の部位別洗剤選定と注意点」と題し、適切な洗剤の使い方が部位別にプロジェクターを使用し解説された。特に今回は、汚れの性質別分解方法を主題に、家庭内の最も困難と思われる部位を汚れの性質、洗剤の選定、作業手順、ポイントをきめ細かく解説し、さらに、サビ取りの方法や、古いコーヒーやお茶のシミが落ちない原因などをQ&A形式でその解決方法をわかりやすく説明した。
次いで、最新・ハウスクリーニング用洗剤の紹介が行われた。
3時限目は午後に「エアコンクリーニング」が行われた。はじめにエアコン業界の現状と市場規模、エアコンクリーニングの作業手順の講義が行われあらかじめ基本知識を受けてから実習へと入った。
エアコン業界の実情では、最近発売されてきた自動掃除機能付きエアコンのシステムを各メーカー別にその特長を比較し、自動掃除機能の範囲と限界を一覧表にし進められた。その後実践的内容に移り、エアコンの種類別分解構造を図面を元にした説明があり、エアコンをクリーニングすることによる機能の回復力を具体的数値を上げ、粉塵量の減少や微生物の除去具合の解説がプロジェクターを併用しながら行われた。
10分の休憩の後実習に入り、はじめに講師による模範実演が行われた。壁への養生、エアコンの電源部への養生の後洗浄を行うが、殺菌力を高めるため、洗剤は強アルカリ性を使用し、その後中性化するためにリンスを使用する。これは、洗浄廃液処理の問題から行われるものであるが、中性化することは機器の耐久性にも重要なことである。中性化が正しく行われたか、試験紙により確認の後水滴のふき取り、片づけをし、試運転をする。試運転は、風がくるから正常に稼働したと安心せず、1時間〜5時間ぐらい行い、中の湿気を完全に除去することが必要との説明があった。
次いで、受講生が実際にエアコンの洗浄手順を養生から試運転までを講師の指導を受けながら進め、活発な実習が時間の許す範囲で行われた。
最後に、法令に基づく洗浄廃液処理法の講義が行われ、下水道法と水質汚濁防止法に基づく廃液処理の重要性が解説され、ハウスクリーニングでは過去において、廃液が少量であることから現場処理をしてしまい、クレームになることが多々あったが、これは法令違反である。pH値を限りなく中性化することにより下水道への排水も可能となるので、実習でも行われたpH試験紙の活用は有効である。また、中性化がなされない場合は、産業廃棄物として処理することが必要である。と解説し、具体例として、ワックス等の剥離汚水等の処理について講義し、中性化するための希釈法、凝集沈殿法、産業廃棄物としての処理法と様々な方法が紹介され、その根拠となる「環境基本法」「廃棄物処理法」「水質汚濁防止法」が説明された。また、下水への排除基準、公共下水道への放流による影響、下水道排水基準の紹介があり、量の多少に係わらず、法令遵守の重要性を認知することがハウスクリーニング業の今後を左右する重大要素であることが力説された。
最後に講師全員参加による質疑応答が行われ、修了書がひとり一人に手渡され技術研修会は終了した。
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